現場を知っているからこそお話できることがあります。
(4月7日にFPオフィス道の顧問顧客向けに臨時配信した内容です)
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おはようございます。
FPオフィス道の竹内です。
臨時配信メールです。
4月3日早朝、私は今回の株価下落について緊急で
ご案内をお届けしようと準備をしておりました。
しかし、その直後マーケットの動きがさらに激しさを増し、
米国・日本ともに下落が続いています。
当初お伝えしようとしていた内容に加え、
現時点の状況を踏まえて補足をさせていただきます。
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【マーケットに関するご連絡】2025年4月3日
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度重なる株価の下落に不安を感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
今回の下落は、アメリカの関税措置が一因と思われます。
マーケットは、「想定外」の出来事、あるいは「想定されていたがそれ以上のインパクトがあったこと」が起こると、大きく反応する傾向があります。
今回、アメリカによる関税措置の開始が「4月3日」と事前に発表されていたこともあり、先週からすでに市場はある程度その影響を織り込み、株価は動いていました。
実際、多くの専門家も下落を懸念する声を上げており、
市場参加者もある程度の警戒はしていたように思います。
しかしながら、今日明らかになった内容は、
「日本への関税が20%超」と、想定されていた水準を大きく上回るものでした。
「日本が対象に含まれた」という事実自体が、投資家にとっては“サプライズ”となり、市場が大きく動揺したものと受け止めています。
もちろん、株価は一つの要因だけで動くものではありません。
しかし今回は「日本が対象に含まれたこと」、
そして「予想を上回る高い関税率であったこと」が、
日本市場において大きなショックとして受け止められたと感じています。
こうした局面だからこそ、あらためて確認していただきたいのが
「ご自身の投資のゴールはどこなのか?」
という点です。
もし、皆様のゴールが「10年後・20年後」で積立しているにも関わらず、「今日の下落」に動揺しているとしたら、それは“的外れな反応”と言っても過言ではありません。
長期投資、とくに積み立て投資においては、
こうした下落局面こそがチャンスになります。
今後、上昇に転じたときには、今この下落によって積み立てた分が“プラス”として跳ね返ってくるわけです。
改めて、
●何のために運用をしているのか
(目的:老後資金、教育資金、趣味、等)
●いつをゴールにしているのか
(年数:何年後をゴールに運用しているか)
この2点を思い出していただき、
積み立て投資については「淡々と」「粛々と」続けていただくことが何よりも大切です。
「下落こそがチャンス」「目先の動きに一喜一憂しない」
これが「長期・つみたて・分散投資」の要とも言える心構えです。
世界一の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェットの言葉や投資哲学を、今こそ思い出していただきたいと思います。(別途配信)
マスコミやネットのニュースに気持ちを揺さぶられることなく、
ご自身の方針を大切に、投資を続けていただければと思います。
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積立投資と一括投資の戦略の違い
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これまでもお伝えしてきましたが、
「つみたて投資の戦略」と「一括投資の戦略」は異なります。
●つみたて投資の戦略
「粛々と続ける」が基本です。
下落局面で動くとしたら「積み増し」「資産配分の確認と見直し」です。
積み立てをしている人が今回のような局面でやってはいけないことは「売却」です。
●一括投資の戦略
「売るもあり」「買うもあり」「静観もあり」と言えます。
一括投資の場合は、それぞれの方の状況や投資スタンスに応じて、冷静に対応することが大切です。
個別銘柄については、ここで詳しく説明するにはスペースが足りませんが、
「下落局面で買いたいけれど個別銘柄が決められない」
「どれを買っていいかわからない」
という方には、
次のような選択肢があることをお伝えしておきます。
たとえば、短期的にこの下落を活かして一括購入を検討されている方には、以下のような選択肢もあります。
【1321】日経225連動型ETF(東証上場)
→ 日経平均株価に連動するETFです。市場全体の動きにのる場合の基本形です。
【1570】日経平均レバレッジ型ETF(東証上場)
→ 日経平均の2倍の値動きをするETFで、短期的な値動きを捉える投資手法に使われます。
株と同じように、市場で指値や成行で売買ができる上場投資信託という商品であり、あくまで短期的な視点で下落局面を活かしたいと考える方向けの手法になります。
実際に使えるかどうかは個別の状況によりますので、気になる方は面談にて詳しくご説明いたします。
ご希望の方はメールか問い合わせフォームからご予約ください。
(面談は対面・オンライン・電話いづれも可能)
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歴史は繰り返す
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こうした下落は、今後も必ずやってきます。
ですから、今回の下落を「練習期間」「経験を積む期間」として、
次の局面にどう備えるか、ご自身の対応策を考える良い機会にしていただければと思います。
私など偉そうに言える立場ではありませんが、
少しだけ長く市場に携わってきた者として、
また、この仕事をライフワークにしてきた者として、
少しでもお役に立てることができば幸いです。
不安になられましたら、いつでもご連絡ください。
一緒にこの相場を乗り越えていきましょう。
皆様の夢や目標の実現に向けて、
これからも共に歩んでいければと思っております。
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追加補足:【マーケットに関するご連絡】4月7日6時時点■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
米国市場では、関税に加えてFRBの利下げ期待の後退や企業業績への警戒感など、複数の要因が重なって投資家心理が冷え込みを見せています。
日本市場もその影響を大きく受けており、
為替の円高傾向や、日本独自の不安要素も加わって、続落の展開となっています。
非常に不安定な相場ですが、これまで同様、
●何のために運用をしているのか(目的)
●ゴール設定はいつか(年数)
を再確認していただければと思います。
繰り返しになりますが、
つみたて投資の戦略は「粛々と続ける」が基本。
加えて下落局面で動くとしたら「積み増し」
一方、一括投資の戦略は「売るもあり」「買うもあり」「静観もあり」。
投資スタンスに応じて冷静に対応することが大切です。
どうか不安を一人で抱えず、気軽にご連絡ください。
一緒にこの相場を乗り越えていきましょう。
FPオフィス道~michi~
竹内道子
FPオフィス道~michi~ホームページ
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投稿日 : 2025/04/12
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